ESG (環境・社会・ガバナンス)

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グローバルヘルス
グローバルヘルス

市場に合ったソリューション展開により、世界中の医療システムを強化

BDは、グローバルヘルスの取り組みとして、世界の主要な公衆衛生のニーズに関する活動、優先事項、開発の調整を行っています。既存の BD ソリューションへのアクセスを促進するとともに、国連が定めた持続可能な開発目標 (SDGs) に沿って、各分野で優先される医療ニーズに対する革新的な技術を開発し導入しています。

社会的に良い成果を生み出すために、革新的な商業ビジネスモデル、官民パートナーシップ、市場開発活動、グローバルアドボカシーなど、さまざまな手法を活用しています。すべての人々の医療アクセスを促進することを目的に、2004年にその活動をスタートし、世界的、地域的、局所的なレベルで、国際機関、非政府組織、および政府とのプライベートセクターの活動を支持しています。

AMR(薬剤耐性)

AMR(薬剤耐性)の拡大を抑制する協力体制

感染性細菌、ウイルス、寄生虫、真菌を殺す薬剤である抗微生物薬が、現代医学を支えています。しかし、新しい医薬品の開発が限定され、数十年にわたり時代遅れの使用が続けられてきたことにより、これらの救命薬に耐性を持つ微生物の数が増加しています。

BDの継続的な取り組みは、 AMR を制御するベストプラクティスに沿ったものであり、以下の分野をサポートするソリューションを取り揃えています。

  • 感染症予防と管理。 BD の取り組みは、医療関連感染 (HAIs) の発生を減らし、薬剤耐性微生物のまん延を弱めることに役立っています。

  • 診断と検査。 BD の取り組みにより、臨床医は感染症を正確に識別し、適切に治療を行い、不要な抗菌薬の使用を避けることができます。

  • サーベイランスと報告。 BD の取り組みは、AMR感染のリスクが最も高い患者を特定し、母集団ごとの傾向をモニターすることで、アウトブレイクに対する早期警告を出すことに役立っています。
感染症

基本的な健康問題に対応する製品、リソース、協力的な取り組みのチャネリング

結核、HIV、 AIDS などの複雑な感染症に立ち向かうためには、包括的アプローチが必要です。

BDはグローバルヘルスの取り組みとして、基本的な健康問題に対し疾病伝播の防止から、感染症の診断、治療のモニタリング、医療従事者に不可欠なトレーニングの提供に至るまで、一連のケア全体に、会社の技術、リソース、専門知識を注いでいます。

家族計画

避妊法の選択肢とアクセスの拡大

100 万人以上の母親と幼児の死亡は、家族計画に関するアンメットニーズを満たすことによって回避できると考えられています。家族計画関連のサービスを利用することができれば、女性は母親になることを遅らせ、出産の間隔を空け、意図しない妊娠や危険な中絶を避け、希望する子どもの数に達したときに出産をやめることができるようになります。

BDはグローバルヘルスの取り組みとして、発展途上国の女性に信頼性の高い現代の避妊薬を提供するという目標に沿って活動しています。私たちは、発展途上国の 1 億 2,000 万人の女性が避妊具を利用できるように他企業と提携するなど、避妊しやすい環境をつくることを推進しています。

その一例がSanaya®  Pressで、これは、BD Uniject™ を利用したオールインワン注射型避妊システムです。Sayana® Press はコンパクトで目立たず、持ち運びが簡単で、必要なトレーニングは基本的なものです。特にコミュニティベースでの配布に適しており、自己注射を選択した場合は、地域で承認され、医療従事者の指導を受ければ利用できます。また、Sayana® Press はその独自のドラッグデリバリー技術により、リソースが少ない、医療現場以外の場所でも利用できることから、女性が避妊法について自ら選択し、その避妊法を利用できるようになるという変革をもたらします。

新興国における家族計画を進歩させる Melinda Gates

母親と新生児の健康

革新的技術を駆使し、それを最も必要とする女性と子ども達を救うための取り組み

出産時に母親や新生児が亡くなると、家族や地域社会を大きな打撃を与えます。持続可能な開発目標 (SDGs)では、妊産婦と新生児の健康の重要性が強調されています。SDGsの目標3として、健康と福祉とは、産婦の死亡率を減少させ、回避可能な新生児の死をなくすことが掲げられています。国際社会はこれらの目標の達成に動き出しており、民間セクターに革新的技術を拡大させるよう呼びかけを行っています。

BDはグローバルヘルスの取り組みとして、産婦および新生児の死亡率と罹患率の主な要因を取り除くための、革新的技術の開発と製品化に注力しています。

BD はまた、資金提供、革新的技術の拡大、生活必需品の提供など、回避可能な産婦および新生児の死亡と罹患をなくすことを目的とした取り組みを積極的に提唱しています。さらに BD は民間セクター 「Partnership for Maternal Newborn Health」 および 「Global Financing Facility」 の代表団の一員でもあり、「Every Woman, Every Child」 を通じて尽力しています。

共有価値

収益性の高いビジネスモデルで、満たされていない社会的ニーズに対応

BD は企業として、共有価値の戦略を採用しています。

BDはグローバルヘルスの取り組みとして、さまざま手法を活用し、官民パートナーシップ、市場開発、公共政策など、社会的に良い成果を生み出しています。また、外部の資金提供者や科学的協力者と協力して、新興国で満たされていないニーズに対応するグローバルな健康技術を生み出しています。

BD は以下のような顕著な進歩を遂げました。

  • 家族計画を目的とした BD Uniject™ auto-disable pre-fillable injection systemの開発
  • BD Uniject™ を利用したオールインワンの注射型避妊システムである Sayana® Press との提携
  • CD4 テストへのアクセスを拡大するための CHAI とのパートナーシップ
  • BD と USAID の協力によるインドネシア結核対策プログラム (NTP) の支援

 

共有価値に関する取り組み

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